皆さんはいざというときの準備をしていますか?震災・災害が起こってからではなく事前の準備が大切という話はよく聞くと思います。
ここでは【猫の防災グッズ】対策と準備はどうする?震災経験者のオススメ収納場所も紹介!についてお伝えします(≧▽≦)
ぜひ、あなたに必要な対策について考えてみてくださいね。
熊本地震を体験して
ご存じの方も多いと思いますが2016年に熊本で震度7の地震がありました。
私は熊本に住んでいて、この災害が起こった場にいたのですが、夜に発生したことにより震災直後は暗く、家族と車の中で不安な夜を過ごしました。
朝のニュースでヘリが撮影した被災地の様子から現状を知って、驚いたのを覚えています。
自分の命を守ることに必死になる一方動物を飼ってらっしゃる方はペットの命も助けなくてはならない大変な状況になってしまいました。
多くの方がケガをし、避難を余儀なくされてしまい日常の生活をすることが困難になりました。
「天災は忘れたころにやってくる」とよく言われているように、震災に対する考え方や対策、準備をすることに疎くなっている時にこのようなことが起こってしまいます。
日ごろから対策や準備を行っているといざ起こっても慌てることが少なくなり、大切な命を守ることができます。
私は、今回熊本で震災を経験したことで、災害に対する考えが変わるきっかけになりました。
ペットを飼っているのでペットの命も守ってあげられるのは飼い主の役割です。ぜひ自分の命だけでなく大切なペットの命も守ってあげられるように【備え】てほしいと思います^^
防災設備点検でなるベルに戸惑いを隠せずにいる猫 pic.twitter.com/vL7Yg3HyEO
— さくら と かえで (@marshallizm9) July 3, 2021
猫の防災準備って何すればよいのか?
人間の防災グッズはよく耳にしますが、ペットの防災グッズというのはあまり耳にされないのではないでしょうか。
ペットも不安な日々を過ごすことになりますし、違った環境になりますのでストレスも増えてしまいます。私たちにとってペットは癒しにもなりますし、一緒に震災を乗り越えられるパートナーとして大切な存在になります。
では我が家で行っている猫の防災準備について紹介していきますのでぜひ参考にしてくださいね。
我が家の防災セット【キャットフード】
まず気になるのが食べ物ではないでしょうか。
普段は家の決まったところに置いているエサも震災になるとエサの場所に行くことができないという可能性もあります。
災害時に配布がある物資の中でも、ペット関係の品物は人間のものより後回しになってしまいます。猫もお腹すいてしまいますので飼い主が事前に準備しておくこと!が一番確実で防災の役割を果たすのではないでしょうか?
エサとってもどれくらい持っていけばよいか、どのようなタイプのエサが良いのかなど考えさせられることばかりですので、私が実際準備しているものを参考にして貰えれば嬉しいです(^^)/
食べたことあるフードがおすすめ!
飼い主によってさまざまだと思いますが、第一にいつもあげているエサが一番良いです。
猫も普段と違うものが出てくると不安に感じてしまい、食べてくれないということも考えられます。
馴染みのあるエサが猫にとって安心できる一つになりますので防災グッズの中に小分けして入れておくことを忘れないようにしましょう。
飽きさせないようにあげてくださいね。
賞味期限をきちんと把握しよう!
震災といってもいつまでこのような生活が続くかわかりません。いつもだったら「無くなれば買えばよい」ということができなくなります。
安心してエサをあげられるように賞味期限も大事な確認事項になります。
非常時には…と思うかもしれませんが、猫にも安全なものを食べてほしいですよね。ぜひ確認してみてください。
エサはパウチよりもカリカリのほうが良い
避難場所や多くの方がいらっしゃるときに気になるのがエサのにおいになります。
パウチはにおいが気になる方も多いのではないでしょうか。周りが気になってエサをあげるのも場所を考えないといけなくなってしまいます。
においなどを考慮するとパウチよりもカリカリのほうが良いでしょう。
パウチがメインという方もいらっしゃるかと思いますが、すべてカリカリにする必要はありません。
パウチとカリカリを両方持っていくことで場所に合わせてエサをあげることができますので、カリカリもたまに慣れさせてあげてくださいね。
ずっと同じ味だと飽きてしまいますので、数種類混ぜてあげると猫も美味しそうに食べてくれますよ。
パウチや缶詰のキャットフードは【水分補給】も兼ねることが出来て良い面もあります!状況に応じて使い分けることが出来ると良いですね(≧▽≦)
・普段はカリカリ(保存◎・におい少ない・量の調整がしやすい)
・外に出てパウチや缶のご飯(においが強い・缶は嵩張りやすい(ゴミ)
薬や療養食も忘れずに!
薬を飲ませている方や療養食を食べさせている方は忘れないようにしましょう。
すぐに薬はもらえませんし、療養食などは特定の店舗や病院でしか売っていません。そのため必ず忘れないように準備しておく必要があります。
普段と違う環境になりますので猫にとってはストレスが溜まってしまいます。自分の場所が決まっている猫は環境が変わるだけで体調を崩してしまう恐れもあります。
そのため薬を与えている場合や療養食をあげている方はエサと一緒に準備するようにしましょう。
我が家の防災セット【飲み水とお皿】
先ほどエサについてご紹介しました。カリカリなどは手であげることは可能ですが水となるとお皿が必要になりますよね。
飲み水は防災グッズには欠かせないものですし、水やエサをあげるお皿も大切です。お皿は普段使っているものでも大丈夫ですし、安く売られているものでもいいと思います!
震災の時はお皿を水洗い出来なかったのでプラのトレーを使い捨てで利用していました^^
状況に応じて対応を変えるのも大切ですね!
ここでは飲み水とお皿についてご紹介します。
飲み水の確保は大変!
災害が起きるとまず確保しなくてはいけないのが飲み水になります。
断水などが起きてしまうと飲み水は制限されてしまいますので防災グッズに飲み水は欠かせません。
ペットも水は必要になります。どれくらい飲み水を確保する必要があるかというと一週間ぐらいは必要となります。多くの方が飲み水に困るようになりますので、人間とペット用の飲み水は準備するものの中で最初に準備すると良いでしょう。
猫は硬水とストレスが重なると尿結石になることがあるので、軟水も準備されると猫も安心して飲むことができます。
飲み水は非常に大切ですので、災害時は多めに持っていってあげてくださいね。
ウチのネチコヤァン、飲み水にホコリと猫の毛が入ってるとこっち見てミャーって新しい水にしろって煽って来る pic.twitter.com/uD03L4k3qt
— れいなん (@rubiko1234) July 1, 2021
お皿も持っていこう!
飲み水やエサをあげる時に必要なものと言ったらお皿ですよね。
防災グッズに必要なお皿は割れないお皿が良いとされています。
また断水などでお皿が洗えない場合も考える必要がありますので、ウエットティッシュやペーパーも用意しましょう。
お皿はステンレスやプラスチックが割れないので安心して使うことができます。
お皿は役割に応じて何個か持っておくと安心ですよ。
安く手に入りますし使い勝手も良いですよね。
猫皿が重たくて割ってしまい、結局ステンレスの100均にに行き着いたわ 笑
— hazumun (@hazumumu1) August 30, 2020
トイレはどうしよう?
人間も猫も気になるのがトイレですよね。
猫が家で使っているトイレを持ち運べれば良いですが、できない時もあるかもしれません。
そういう方は簡易的なトイレを準備するとことをオススメします(≧▽≦)
猫は安心する場所じゃないとトイレができないことがあるみたいですのでなるべくいつも使っているトイレに似たものを準備してあげてくださいね。
猫用介護用品の買い出しに行ったら、災害時用の猫トイレ発見。畳んだサイズはハガキ大ちょい、広げるとこんな感じ。大地震に備えて猫キャリーバッグの中にひとつ入れておくと良いかも😺🚾🐙 pic.twitter.com/sSJmE10Zn4
— taco😽 (@70sNostalgia) July 8, 2018
猫砂とシートを組み合わせたトイレをご準備されると安心できますよ。容器は簡単に作れば段ボールなどでもできます。その時はシートや砂を多めに準備してくださいね。
安心してできるように、何度か体験させてあげてくださいね。
首輪やリードは迷子にならないための必需品!
家で飼っていると首輪をつけていない猫ちゃんもいるかもしれません。外にも出ることがないし首輪やリードは付けないのも仕方ありません。
しかし震災にあった場合はどうでしょう。
外にいないといけない時間も増えますし、避難場所に連れて行く時にずっと抱っこしたままはできません。普段と違う場所ではぐれてしまったら探すことも戻ってくることも難しくなります。
またもし猫が逃げ出したり、人混みに紛れてしまった場合に役立つのが首輪とリード(ハーネス)になります。
嫌がる猫もいるようですが、大切なことなのできちんとつけれるように日ごろが経験させてあげてくださいね。
首輪は名札の役割を果てしてくれます。また首輪に飼い主の連絡先や病院先、手を噛むなどの猫について伝えることを記入しておくことで周りにも伝わりやすくなります。
リードと首輪はセットにしておくと忘れる心配はありません。
普段つけることが少ないものですが、防災グッズとして役立つのでぜひ準備するものの中に入れておいてくださいね。
災害時は大事な身元確認にもなります。喜ぶものをつけてあげてくださいね。
我が家の防災セット【ケージ・キャリー】
病院などに行くときに使われるのがケージやキャリーですよね。
狭い空間なのであまり入れたくないと思いますが、震災が起こった際は役立ちます。
猫を外で出すことができない場合がほとんどで猫も自由が利きません。そこでケージがあればある程度自由な場所を猫に与えることができますので、ストレスを与えずに済みます。
キャリーも良いですが、ケージよりも狭いので我が家では持ち運びもできるケージを使うようにしています。
我が家でヘビロテしてるのはリッチェルのハードキャリー(^^)/
「丈夫だけどコンパクトに収納できる&洗える」のが嬉しい♪
インスタで使ってる画像はコチラ↓↓↓(4倍速)
ケージは猫にとって自分の居場所にもなりますのでぜひ持っておくと便利ですよ。
その他にあると便利なもの!
猫用だけでなく私たちにも使うことができるものが防災グッズにはたくさんあります。
例えばビニール袋!
ビニール袋は猫のトイレ処理用に使うことができます。におわない袋もありますのでにおいが気になる方はそちらを準備されると安心です。
ティッシュペーパーや新聞紙は使い道がたくさんありますので、普段使わなくなった新聞紙などは防災グッズの中に入れておいても良いでしょう。
洗濯ネットも使うことができます。猫が興奮したときや受診時に役立ちますので持っていくと良いです。
猫連れて逃げるなら洗濯ネットが良いとのこと。
程よく狭いし身体も密着するし、空気も通るし外も見えるしでネコ様は安心するそうな。 pic.twitter.com/RLlxaxljcX— とり吉。🔞 (@torikichi101) February 13, 2021
防災グッズに必要がないものはありません。いろんな使い道がありますので「これは使えそう」と思えるものは防災グッズを準備するときに用意しておくと良いですね。
我が家の防災セット【写真】
飼い主なら飼っている猫の写真を必ず持っていると思います。
写真はどこにありますか?と聞いたらほとんどの方は携帯の中と答えるのではないでしょうか。
災害時に携帯の充電は非常に重要です。必要がないときは携帯をなるべく使わないようにしないといけません。
猫の写真は必ず携帯の中だけでなく、現像したものを持つようにしましょう。
比較できるものと一緒に写っていると大きさや特徴が分かりやすくなります。
私は「息子が抱っこしている”まる”の写真」を常備しています
猫を探すときにも便利ですし、携帯よりすぐに取り出すことができますよ。
防災グッズをそろえるに当たって必要なこと
必要な防災グッズをご紹介していきました!たくさんの品物を紹介しましたが、これをすぐにそろえることは難しいです。
なんでも良いというわけではなくなるべく猫にも安心できる物を揃えてあげたいですよね。
ここでは猫も安心できて一緒に災害を乗りきるために必要なことをご紹介していきます。
なるべくいつも使っているものにしよう!
猫は環境が変わるとストレスをためやすい体質を持っています。
エサが急に変わると食べてくれない、トイレもいつもと同じ場所じゃないとできない。などさまざまです。
猫に安心してもらうためにはいつも使っている物を準備してあげてください。
災害時は猫も遊ぶことができないので、普段使っているグッズも持って行ってあげてくださいね。少しの時間でも遊ぶことができれば飼い主の癒されますし、猫も楽しい時間を作ることができます。
不安な時間を過ごすことになりますので遊ぶことも必要となってきます。
いろんなグッズを持っていくと重たくなってしまいますので、いつも遊んでいるものを何個か持っていくと良いでしょう。
いつも遊んでるものが良いよね。ちょっとでも安心してほしいです。
フィルムは危ないから取り上げたら、いつも遊んでるおもちゃを抱えて一点見つめになる猫 pic.twitter.com/qPNLPD7BmA
— 出口博之 (@deguchihiroyuki) January 8, 2017
持っていけるか重さもチェック
ちゃんと持っていけるか重さも重要になります。
たくさん準備したけど重たくて動くのに不便では行動するのに困ります。
女性でも子どもでも持っていけるぐらいの重さにするとどなたでも持ち運ぶことができますし、何個かに分けておくことも必要です。
我が家は人間用の備蓄と合わせて「外」に準備しています(よって重さは度外視(笑)一人じゃ持ち上げることが出来ないコンテナに入れてます)
なによりも命を最優先しますので、エサや飲み水など生活に欠かせないもので重たくなってしまう場合・人数が多く防災グッズが嵩張る時は外収納もおススメです。
チェックリストなどを作っておくと忘れる心配はありません。
一度こういう場合どうすればよいかなどを考えることで、いざという時にスムーズに動くことができます!家族皆さんで動いてみてくださいね。
防災グッズがどこにあるか共有しよう!
災害が起きたらすぐに持ち運ぶことができるようにする必要がありますよね。
「用意したのにどこに置いたかわからない。」となってしまったら意味がありません。
家族全員が把握しておく必要があります。どなたでもすぐに持ってこられるようにしましょう。
我が家では震災の時に家の中に入るのが怖かったのでキッチン横の勝手口に置くようにしています。
このコンテナに猫用品+家族分の水!もう一つ同じコンテナに家族用の防災グッズが入ってます(≧▽≦)
家の中は物が散乱して危ないこともあります。キャリーケースに入れて玄関に置くのも良いですね♪
【猫の防災グッズ】対策と準備はどうする?震災経験者のオススメ収納場所も紹介!
いかがでしょうか。震災を経験して多くのことを学ぶきっかけになりました。
準備しておかなければ。と思っていても準備となると後回しにしてしまいますよね。
災害は急にやってきますのであの時準備しておけばこんな困ることはなかったと思わないためにも日ごろから対策と準備は欠かさず行っていったほうが良いですよ。
今回猫の防災グッズについてご紹介していきましたが、猫も不安な日々を過ごすことになりますで少しでも安心して過ごすことが必要となります。
飼い主にとっても猫がいるだけで癒されますし、一緒に乗り切ろうという力にもなります。
ぜひ参考にしていただき、多くの方が災害に困らないようにしていただければと思います。
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